2016.03.30
2020.01.06
Webマーケティング
バイラルメディアとは? インターネット上の口コミ効果を利用したマーケティング手法
スマートフォンの普及により、ネットから情報を得ることがあたりまえになってきました。そんな中、ユーザー同士が情報をシェアし拡散する「口コミ」の舞台も、インターネットに移行しています。
口コミは同じ思考を持つユーザー同士の情報のため、マーケティング効果が高く反響を得やすいと言われています。中でも、TwitterなどSNSの登場が、インターネット上の情報拡散を加速させています。
今回は、インターネット上の情報拡散を利用したマーケティング手法に使われる、「バイラルメディア」についてご紹介します。
バイラルメディアとは
バイラルメディアは、ユーザーに興味を持ってもらえるコンテンツを展開し、それをTwitterなどのSNSでシェアしてもらうい、拡散された情報から反響を得ることを目的とします。
この時、拡散を期待して展開するコンテンツを「バイラルメディア」といい、有益な情報が書かれたブログや動画を用いたPVなど、ユーザーに興味を持たせる様々なコンテンツがあります。
また、これらを用いたマーケティング手法を「バイラルマーケティング」と言います。
バイラルメディアの名前の由来
バイラル=「ウイルス性の」という意味ですが、ウイルスのように爆発的に情報が拡散していく様相から、このように名付けられました。決してマイナスなイメージのウイルスのことではありません。
バイラルメディアの特徴
バイラルメディアの最大の特徴は、SNSを通じた情報拡散から、コンテンツに流入してもらうことを狙いとしている点です。情報がどれだけシェアされて、拡散されたか?という点が重要な評価指数の一つとなります。
同じ思考を持つユーザーに情報を共有
近年のブログなどには、SNSの「シェアボタン」が設置されていることをよく見かけると思います。 これは、その情報に興味を持った情報を、SNS上にシェアしてもらうために設けています。SNSには、自分と思考を共感できる人との「つながり」が多い傾向にあります。
シェアボタンの設置は、ブログをバイラルメディアとして情報拡散してもらうことを目的とする代表的な手法となります。
興味を引くためのコンテンツづくりが重要
SNSで情報を拡散してもらうためには、コンテンツ自体が魅力的なもの、あるいは有益でなければいけません。「面白い」「誰かに教えたい」と思わせるようなコンテンツ作りが重要になってきます。
当たり前の情報も切り口を変えると新鮮になる
ユーザーに興味を持ってもらい、情報をシェアしてもらうためには、ある程度新鮮な情報が良いのですが、情報が溢れている現代ではなかなか「誰も知らない」情報を頻繁に発信することは困難です。
ですが、例えば業界的に当たり前な情報でも、別の視点での切り口や、ターゲットを新規ユーザー目線にする…という具合に、プラスアルファを添えて一部のユーザーから高い支持を得るような情報発信を目指せば、同じ思考を持った人たちへの拡散効果に期待できます。
定期的なユーザー思考の分析が効果的
バイラルメディアの展開は、ユーザーの思考や「つながり」の傾向分析が重要となります。
思わぬ情報の切り口から口コミ効果が発生する場合もありますので、定期的なユーザー思考の分析や、発信した情報の中でどのような切り口が多く拡散されたのかを分析していけば、より効果的なバイラルマーケティングが実施できるでしょう。