2016.10.18
2017.05.15
Webマーケティング
VRで考えるECサイトの可能性
VR機器の普及と利用法について
PSVRというVR機器が発売され話題になっています。ゲーム業界ではOculus Rift、Vive、そしてPSVRと立て続けにVR機器が発売され、これからのVR技術の普及に一躍期待を抱かせます。
そんなVR技術ですがweb業界ではどんな利用方法があるでしょうか。考えてみましょう。
思い出されるAR技術
新しい技術を利用した商品販売を考えるときに、私が思い出すのは家具販売のIKEAが行っていたARカタログです。
IKEAのARカタログとは、カタログの商品ページに掲載された電子バーコードを、実際に家具を置きたい場所に起くと、スマートフォンやタブレットを通して家具が本当にあるかのような映像が撮影できる、というプロモーションでした。
通販サイトからも電子バーコードはダウンロードでき、実物大の商品をイメージできるこのプロモーションは話題性も含めて効果は高かったようです。
VRでのECサイト
ではVRを利用した場合、実物をイメージさせることは可能でしょうか。VR技術はこの点について、大変可能性にあふれています。
例えばVR空間に仮想のショッピングモールを作って、その中を自由にうろうろさせながら顧客にウィンドウショッピングさせることができます。
実物大の家具や、3Dモデルで作られた色んな商品を、実際に手に取ったかのように「体験」させて、購買意欲を喚起させられます。
web業界っぽいイメージも膨らませてみましょう。
VR空間なので店内広告はお客様ごとに嗜好の近そうなものを選んで表示させることができます。
いっそお客様ごとにおすすめ商品を店頭のセール棚に陳列してアピールするのもいいでしょう。
バラバラのショップから色んな商品をまとめて買い物かごに入れて、並べて吟味させることで満足度を高めたり、商品間のシナジー効果も期待できます。
極端な話、歩き回らなくても、検索すれば商品棚が向こうからすっ飛んできてくれます。
まさにVR空間を題材にした映画「The MATRIX」の有名なワンシーンのようなことも実現可能でしょう。
広がるイメージ
前述のIKEA ARのように、顧客が買いたいものをイメージできることは購買意欲を高めるのにとても効果的です。 VRであれば、VR空間に自室を撮影した画像を持ってきてVR店舗の商品を好きに設置できる、なんてこともできそうです。 顧客が便利にしたいと思うことを実現すれば、VRでのECサイト運営は大きな可能性があると考えられると思いませんか。