2016.02.04
2020.01.06
Webマーケティング
Webマーケティングにおける重要指標「CVR」の基本
Webマーケティングの中で、広告展開やコンテンツ施策の効果を測る上で重要な指標に、「CVR(コンバージョン率)」があります。PDCAサイクルの足がかりとなるこの指標の基本的な部分に触れたいと思います。
CVRとは「目的達成率」のこと
CVRは、Webサイトに訪問したユーザーが、そのWebサイトが掲げた目的に到達した割合数値となります。
CVRは、ConVersion Rateの略語になります。
計算式と例
CVR = 目標達成数(コンバージョン数) ÷ 訪問者数
資料請求の申し込みを目標達成と設定したランディングページを展開し、ページに訪問したユーザーが1000人、実際に資料請求したユーザーが50人いた場合、コンバージョンレートは5%となります。
評価する上でのポイント
何を目的達成とするのかを設定する
先ずは最初に決めるべき、ゴールの設定です。フォームからの問い合わせや、ECサイトであれば商品購入…などです。
設定した目標の達成ハードルが数値に影響
設定したゴールのハードルによってCVRは大きく影響されます。
「資料請求」であればユーザーにとってハードルは低いですが、「契約」や「支払いが絡むもの」はハードルも高くなり、CVRも低い傾向となります。
施策ごとに評価を切り分ける
Webサイト全体のCVRを測る方法もありますが、広告からの流入CVR、サテライトサイトからのCVRなど、施策や経路ごとに計測集計は分けるべきです。切り分けることで、施策ごとの評価数値を比較したり、施策にかけたコストから費用対効果を見ることができるようになります。その上で、今度は施策の見直しやブラッシュアップした次の施策に繋がって行きます。
時には全体を見渡すことも重要
どうしても、コンバージョンの数だけに一喜一憂しがちですが、時には立ち戻って全体を見渡す事も必要です。
設定したターゲットにブレは無いか?
展開しているコンテンツはターゲットに行き届いているか?
これらを見直す事で、コンバージョン率を追うだけでは見えてこない改善点が浮かぶ可能性があります。達成評価とその元となった施策評価。これらをセットで分析していく事が大切です。