2016.02.27
2020.01.06
Webマーケティング
企業ブログの開始直後から見る効果測定数値のポイント
Webサイトを活用したコンテンツマーケティングはマーケティングの手法として非常にメジャーなものとなり、今までマーケティングにWebサイトを活用していなかったBtoB業種でも、取り組みを始める企業が増えてきています。
中でも企業ブログの活用は、業種・業界を問わず企業にとっての潜在・顕在顧客に有益な情報をいち早く提供できる上に、大きなコストをかけずに導入できる手法として、取り入れる企業が増えてきました。
しかし、せっかく取り組みを始めたのに、どのような数値をみて効果測定をしたら良いのかが分からない…というご相談を受けることがあります。今回は、企業ブログの開始直後から明確に測定できる効果数値についてご紹介します。
企業ブログ開始直後から測定できる数値
直ぐに数値に表れてくれる数値項目は以下の2つになります。
- 検索エンジンでのページインデックス数
- 検索キーワードでのページ表示回数
これらの数値を測定するために、Google Search Console(Webマスターツール)の導入が必要です。
導入方法は以下をご参照ください。
Google Search Consoleで検索キーワードを確認する方法
検索エンジンでのページインデックス数
Google Search Console左メニュー
Google インデックス > インデックスステータス
ページインデックス数はGoogleがページを認識した数
GoogleがWebサイトのページを認識している数値です。インデックス数はコンテンツを追加していくことで増えていきます。
Googleにページが認識されるということは、検索結果に表示される可能性が生まれたことを意味します。現在どれだけのページがGoogleに認識されているのか、企業ブログの記事数から取り組み具合を測ることができます。
ある程度取り組み期間が経過したら、問い合わせなどコンバージョンの数値と併せて計測していくことで、記事の投稿ペースを検討する材料にもなります。
Googleのクローラーを呼び込むには「Fetch as Google」
ブログ記事を公開しても、直ぐにGoogleがページを認識してくれるというわけではありません。Googleがページを認識してくれるには不定期で時間がかかり、いつ認識されるかはGoogleクローラー次第です。
そんなクローラーをできるだけ早く呼び寄せるには、Search Consoleの「Fetch as Google」を利用します。
Google Search Console左メニュー
クロール > Fetch as Google
これを利用することで、「ページを公開したから認識してね」とGoogleクローラーに打診することができます。これで、何もしないよりも早くクローラーが来てくれるようになります。
検索キーワードでのページ表示回数
Google Search Console左メニュー
検索トラフィック > 検索アナリティクス > 表示回数にチェック
キーワード検索でページが表示された回数です。つまり、実際のページ来訪者が0であっても、ページに訪れる可能性のあった数値ともなります。この数値が一定数増えてくれば、ユーザーに必要とされる情報が提供できていると考えることができますので、企業ブログ開始直後は、記事内容の方向性検討に利用できます。
ある程度方向性が固まった後は、そのキーワードに関連する記事に重点を置くなどで、検索結果順位の向上と来訪者数を伸ばす取り組みをしていけば良いでしょう。
常に数値を計測しながら取り組みを深めていく
企業ブログの開始直後は、問い合わせなど明確な結果が直ぐには表れにくいものです。しかし、ただ闇雲に記事数を増やすことに注力してしまっては、効果が表れるのが遅くなってしまいます。
開始直後からでも計測できる数値を見ながら、根拠のある明確な方向性を定めて、ユーザーが求める情報に沿った記事を充実させていくことが大切です。