2015.11.12
2017.05.18
Webマーケティング
話題のコンテンツマーケティングをざっくり理解する
今回は2014年あたりから業界で盛り上がっているコンテンツマーケティングと、それに付随して登場するワード「インバウンド(プル型)」「オウンドメディア」「リーンスタートアップ」についてざっくり理解しようというのがテーマとなります。
これらのワードは、かつて業界用語だった「SEO」を今では当たり前のようにお客様が口にするように、 今後どんどん浸透してくるのではないかと考えています。
コンテンツマーケティングとは
企業サイトは見込み客にサービスや商品を知ってもらい、お問い合わせや資料請求、予約、購入につなげるのが目的であることが一般的です。
コンテンツマーケティングをざっくりと説明すると、
- 見込み客を引き込むために、読みたいと思わせるコンテンツを作りましょう。
というものになります。
これまでの手法と大きくのは、「広告などで引き込むのではなく、見込み客自身に訪問してもらう」という部分。(※インバウンド(プル型))
いかに読みたいと思わすコンテンツを作れるかが肝となります。
ここでいうコンテンツの形式は動画でもPDFでも形式は問わないのですが、まずは企業ブログで初めて見ることをお勧めしています。 (※リーンスタートアップ)
肝となるコンテンツの内容は自社の商品やサービスとなるため、自社リソースでコンテンツを作成できる点が、コンテンツマーケティングが普及し始めている大きな要因の1つだと考えています。
コンテンツマーケティングのメリット
1.投資対効果が高い
コンテンツマーケティングは非常に投資対効果が高いと言われています。実際当社のお客様でも、問い合わせ数の向上など目に見えた成果が次々と出ています。
なぜ投資対効果が高いかというと、今まで他の媒体やメディアに依存していた情報を自社メディア(オウンドメディア)で自ら発信するので宣伝広告費を圧倒的に低く抑えることが可能となります。
また、体制を整えれば以後は自社のリソースのみで実施することが可能となる点も大きいです。
2.人材育成に直結
情報発信を自社リソースで継続的に行う事で、自社商品の理解度向上、文書作成能力の向上、情報のインプット・アウトプット能力の向上等々、人材育成に非常に役立つ要素を含んでいます。
実際、コンテンツマーケティングで重要なのは日々の更新となるため、自分の知識だけではいずれネタは枯渇してしまいます。 その為、常にネタを探し情報のインプットする習慣が身に付きます。さらに、頭に定着させる過程として重要なアウトプットをコンテンツ作成で行えるため、新人育成プログラムとして組み込むと非常に効率的です。
3.顧客と相思相愛に
一方的に情報を送り付ける広告手法を使用しない為、基本的に顧客は自らの意志で訪問します。 そのためサイト誘導までの過程で顧客に嫌われる要素はゼロとなります。
また発信している情報に興味がある人が訪れている為、伝えたい人と知りたい人で不一致が起こりにくく、 相思相愛の関係になりやすくなります。
4.自動的に拡散される
よいコンテンツは自然にソーシャルメディアによって拡散され、口コミが広がる時代です。 これまでの自社商品やサービスを売る事だけを考えたコンテンツでは難しかった部分が、 コンテンツマーケティングでは可能となります。
ここまでくると間違いなく投資した予算よりも多くのリターンを得ていると思います。
コンテンツマーケティングの障壁
先ほどメリットを記載いたしましたが、効果を出すまでにはいくつか障壁もあります。
- 効果を出すまでに約3ヶ月ほどの期間が必要
- 効果を出すためには最低でも週3回以上の更新が必要
- 当番制で執筆することで継続しやくすなるため、社内体制の準備が必要
- 発信する仕組み(ブログ)などの初期投資が必要
などが挙げられます。
このような障壁はありますが、圧倒的にメリットが勝っていると感じています。
今後、ますます注目され導入企業が増えると予測されますので、 早期段階で取り入れてみてはいかがでしょうか。
用語説明
インバウンド(プル型)
ブログなど、ユーザーが欲しいと思う情報をあらかじめ準備しておき見つけてもらうマーケティング手法
オウンドメディア
自社媒体(メディア)のこと
リーンスタートアップ
まずは小さく初めて成功と失敗体験を行い、PDCAサイクルを回しながら成果を上げていく手法