2018.12.03
2020.01.06
Webマーケティング
Googleアナリティクス初心者必見!ユーザーエクスプローラー分析で最初に押さえるべきポイント
Googleアナリティクスは、ユーザーがサイトにどれだけ訪問してきて(セッション数)、どれだけ目標達成したのか(コンバージョン率)といった数値データをもとにアクセス解析ができる定番のツールです。サイト運用には欠かせないこのツールですが、2016年4月にユーザーごとにサイト内での行動を見てとれる「ユーザーエクスプローラー」が実装されたことで、さらに有効な使い方ができるようになりました。
しかし、アクセスしてきた膨大な数のユーザーを1件1件追いかけるのは現実的では無いですし、どう活用すれば効果的なのかわからないといった声もお聞きします。今回はユーザーエクスプローラーを使った基本的な分析方法についてご紹介します。
特定の行動に絞る
ユーザーエクスプローラーを使う有効なアプローチ方法は、ユーザーが起こした特定の行動に絞ることです。そうすれば、見るべきユーザーの数もシンプルになって行動パターンも読みやすくなります。
絞り込みの操作方法は、ユーザーエクスプローラーのレポート画面で項目の見出しをクリックすることで数値順にソートできるので、そこから見るべきユーザーをピックアップしていきます。
コンバージョンユーザーだけに絞る
絞り込みで代表的なのは、コンバージョンに至ったユーザーだけに絞ること。
Googleアナリティクスにコンバージョン設定をしていれば、ユーザーエクスプローラーでコンバージョンに至ったユーザーをピックアップできます。
コンバージョン=目標達成に至ったユーザーはどのような動きをしたのか?
まずは経由したページの把握や何ページ閲覧したのかなど、目標達成ユーザーの行動パターンを把握しておくことで、後に見えた問題点と比較できるようになります。
直帰率や平均セッション時間で絞る
ユーザーエクスプローラーはユーザーセッションごとの直帰率や平均セッション時間も計測しています。この中から特定の値以上、もしくは以下のユーザーだけに絞って行動を分析することも有効な手段になります。
例えば、直帰率が70%を超えるユーザーが流入したページやセッション時間の短いページが特定できますので、コンテンツ改善の糸口がみつかる可能性はグッと高まります。
デバイスごとに切り分けた分析が効果的
前述の特定行動で絞ったユーザーは、desktopやmobileといった利用デバイスで切り分けて分析することをオススメします。ユーザーの行動は利用デバイスによってパターンが異なることが多いため、総合的な分析よりもデバイスを切り分ける方がより細かな課題点を見いだせるようになります。
ユーザーの行動はサイト改善のカギ
いかがでしたでしょうか。
数値的な傾向を把握するアクセス解析は大局的な傾向を知る上でも重要な要素ですが、個別ユーザーに絞った行動分析は数値では測ることのできない心理的な面に踏み込んだ予測分析ができるようになります。
ユーザーが起こした行動はユーザー視点でサイトを分析する際の大きなヒントになり、あらたなサイトの改善ポイントを見つけるカギになり得ます。ぜひユーザーエクスプローラーによる解析にトライしてみてください!
ユーザーエクスプローラーについては、過去に掲載した記事【ユーザーの導線を分析する「ユーザーエクスプローラー」】もご参考ください。